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微細加工についてABOUT

当社では主に微細加工を行う際には、マシニングセンタ放電加工機を用います。

マシニングセンタ

マシニングセンタは加工物を冶具などで固定して、切削工具を高速回転(当社では最大150000回転/分)させ加工する数値制御工作機械です。
マシニングセンタには複数の切削工具を格納でき、フライス削り、中ぐり、穴あけ、ねじ立てなど目的に合わせて切削工具を加工中に変更することで、1台で様々な加工を行うことができます。事前に作成したプログラムを設定することで自動で加工を行い、ミクロンオーダーの加工が可能です。
切削工具には、Φ0.01~6mmまでの径のものがあり、一般的には径の大きなもので粗取りを行った後に、仕上げで径の小さなものを使用します。
当社には3台のマシニングセンタがあり、熟練のオペレーターが温度管理のされた部屋で加工を行っています。金属は温度変化によって膨張・収縮が起こる(1度の温度上昇で10~20μm/m伸びる)ので、ミクロンオーダーの加工を行うことが多い当社では製造、検査を温度管理のされた部屋で行うことで、図面通りの加工と測定が行えるようにしています。

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放電加工機

放電加工機は加工材料を加工液中に浸漬、または加工液をかけながら加工材料と電極の間に電圧をかけて放電させ、加工材料を溶融除去して加工する工作機械です。放電加工機は加工材料に導電性があればどんなに硬くても加工することができ、切削加工では加工が難しい高硬度の材料を加工することができます。
ワイヤー放電加工機細穴放電加工機形彫放電加工機があり、電極として用いる工具がそれぞれ異なります。加工目的に応じて使用する機器を選びます。
マシニングと同様事前に作成したプログラムを設定することで自動で加工を行うことができます。加工液としてワイヤー放電加工機や細穴放電加工機では導電率を一定にした水がよく使われ、細穴放電加工機では炭化水素系加工液がよく使われています。加工液には、加工くずの排出、冷却作用(加工材料、電極に対する)の役割があります。